【ご感想】自分を救うための方法を教えてもらえました

継続コースを2クールで受けていただいたクライアントさまからのご感想を紹介させて頂きます。仮名K子さんは、高齢のお母さんとの関係に悩んでカウンセリングに来られました。

K子さんはカウンセリングを受けられた最初、いつもお母さんの話を中心にされていました。母が〇〇で、、父が母のことを〇〇と言って・・・という風に、カウンセリングの話題の中心はいつもお母さんの話でした。

実はこれは悩みの渦中にある人に多い特徴のひとつで、なにか困ったことを抱えている時、私たちはその困った事を中心に物事をとらえてしまいがちです。それはわかりやすく言うと、視野が狭くなってしまうという感じです。

親の事で悩んでいる、子供の事で悩んでいる、仕事のことで悩んでいる・・・、悩みを感じている時、私たちの心はまるで世界の全部がその悩み事で染められたかのようになり、他のことを考える余力がなくなってしまいやすいのです。

だから悩み事があるとき、煮詰まってしまった時に、カウンセラーに適度な質問を受けながら話を聞いてもらうと、自分の心の中を客観視することが出来たり(外在化と言います)、カウンセラーからの問いかけを機に自分では気付いていなかった感情や、認知や考えのゆがみに気づくことが出来たりして、心の余白を取り戻すことが出来るようになるのです。

本当はこんなにしんどかったのだ・・・と気付けたり
本当はこんなに悲しかったんだ・・・と気付けたり
本当はこんなに怖かったんだ・・・と気付けたり
本当はこんなに頑張らなくて良かったのかも、と思えるようになれたり
本当はこんなに背負う必要はなかったのかも、と人に頼れるようになれたり

話をすることで心の余白がうまれ、その余白の下から抑え込んでいた感情を開放できると、心が自然と元気を取り戻し、考え方の幅が広がり、自分で問題と向き合う力を取り戻せたりするのです。

K子さんもまさにそのように回復の過程をあゆまれました。

ご感想:自己受容の意味をしっかりと理解することができました

こちらのご感想は計2回の継続コースを終えられたあと、K子さんから送って頂いたご感想です。

喜多村 純子 様

先週は対面セッションありがとうございました。
継続コースを通し、染みついていた洗脳が溶けていき、自己受容の意味をしっかりと理解することができました。

自己受容が出来ない理由、自己否定がやめられない理由は『母親の言っている事を肯定するため』でした。それはわかっていたけど、やめられないから苦しい。ここが抜けられない。。やめない自分を止められない。。。

喜多村さんが教えてくれた自己受容で少しずつその強化されたものが溶けていきました。
そして先日の対面セッションで椅子を使って見せてもらった父と母と私の関係性。わかってはいる。だけど『かわいそうな母を助けてあげなくては。』と思っている自分をはっきりと自覚し、その思いを肯定してあげることが出来ました。

そうか、こんなにお母さんを否定したくない、お母さんを肯定してあげたい自分がいる。今、私は『親を否定したくない自分がいる。親を肯定してあげたい自分がここにいる。』ことが私の本音なのだと理解しました。

本音が『ここにある』のです。

今まで散々、本で読んだこの言葉。
わからなかったこの言葉の意味。
今は理解出来るのです。

ここにある、その事実は消えないし、押さえ込む必要はない。ただ、ここにある。
だけど、その思いはお母さんには届かないし、受け取ってもらえなかったとてつもなく深い悲しみ。
その悲しみもここにある。
それは私の大切な感情だから、消すことも押さえこむ必要もない。

それが理解出来たら、頭の中の締め付けが緩みました。体の力は入ったままだけど、頭の中は自由になっていることがわかります。セッションで体感させてもらったから。自分の体の中でおきていることがわかります。

頭の中が私の本音。
体の反応は癖。

だから頭の中の反応は肯定してあげるだけでいい。
嫌だ!
腹立つ!!
なめんな!!!

そして体の反応は説得してあげる。時間をかけて何度も何度も。
相手の言葉は私への攻撃ではないよ。
相手の反応は相手の自己主張だよ。。と。

今までは何か用語を教えてもらうたびに、落ち込んでいました。用語だけで方法がわからないから。
でも喜多村さんの心理学はまず自分を救うための方法を教えてくれました。そして、そこに出てきた自分の感情や行動を用語として後で教えてくれました。とてもわかりやすかったし、日常生活で活用できました。

5年前、全ての人が怖くなって家族に当たり散らしていました。遠回りしたけど、5年という年月をかけて自分を知ることが出来ました。

喜多村さんに辿りつけなかったら、あのまま自己否定しながら彷徨っていたのだと思うと、、怖い!!

これからは自分の癖の説得を根気強くやっていきます。そして、またわからないことがおきたときには喜多村さんのカウンセリングを受けたいと思いますので末長くセラピストを続けて下さいね!

喜多村さんが大学で心理学を学んでくださった選択と勇気に深く感謝しております。ありがとうございました!

こちらのご感想は、個人が特定される可能性のある場所を削除のうえ、クライアントさまのご了解を得て掲載させていただきました。

掲載にご了承いただきありがとうございました。

自己受容とはなにか

私たちが自分と向き合おうとする時、心の回復過程において心には揺らぎという現象がおきます。

この揺らぎとは、わかりやすく言うならば、大人の理性で理解している自分と、子供の感覚で理由なく信じ込んでいること(認知)や感情とがシーソーゲームのように拮抗する状態のことをさします。

例えば、大人の自分の理性では「おかあさんにはずるいところがある(それは腹が立つ!)」とか、「おかあさんは私以外に頼れる人がいる(例えばお父さんとか)。私が支える必要はないのだ」などとわかっていても

同じ自分の中でもうひとりの自分が、「でもお母さんはずっと泣いていて可哀想だった」「私が慰める役をしてあげないとお母さんは壊れてしまうかもしれない」とささやく、みたいな感じです。

そうした時、感情もまた揺らぎを起こす為、「おかあさんに腹がたつ!」と怒りを感じたかと思えば、「でも、可哀想だし」と言って涙が出たり、怒りが止まったりするということが起きます。

でもこの揺らぎはとても大事なものなのです。

心の回復過程において、この揺らぎを否定しないことはとても大事です。

お母さんに怒りを感じる自分もいる
でも、同時に
お母さんを可哀想だと感じる自分もいる

その両方が自分の中にあることをそのまま受け止めていく、それが統合になり、自己受容の本質だからです。

人間の心というのはとても繊細なものです。そして感情もまた、とても繊細で揺らぐものです。その揺らぎのすべてを自分のものとして受け入れてあげることが癒しの基本です。

どんな自分もいていい
どんな感情があってもいい
怒りを感じる時もあれば
悲しみを感じる時もある
寂しさを感じる時もある

人とはそういうものだ、と受け止めてあげることがとても大事なのです。

どんな自分がいてもいい、という本当の意味

また、そもそも。

私自身も体感しているからわかることですが、親への感情というのは本当に複雑なものです。好きの一色で語れるものでもなく、嫌いの一色で語れるものでもありません。

どんな他人よりも長い時間をともにした、親子関係の歴史の中で色々なことがあったわけですから、それは当たり前のことです。

だからカウンセリングでは親子問題の解決(心の着地点を見出すこと)には、丁寧なアプローチと長い時間をかける必要があるのです。

私は今のカウンセリングでは、クライアントさんご本人が語られない限りは、無理に親子関係を聞き出すようなことはしないようにしています。まずは今の現状からしっかりヒアリングを行い、今の現状で起きている行動パターンや認知のゆがみや陥りやすい感情パターンなどに気づいていく

そのうえで時が来て、幼少期の親子関係にアプローチする準備が出来たと判断した時に、もちろんクライアントさん自身から親との関係をお話してくれるようになった時に、子供の頃の親子関係に対してセラピーを行うようにしています。

それは、揺らぎのプロセスを丁寧に経たうえでセラピーを行わないと、不用意に心を傷つけてしまう可能性があることと、自分の過去の思いを無理やり切り捨ててしまうようになってしまう、そうした危険性があることを多くのクライアントさんのカウンセリングを行う中で感じてきたからです。

なんども言いますが、大事なことはどんな自分もここにいて良い、と自分自身がそれを認めてあげられるステージに立てるようになることです。

今回、K子さんからのご感想にも書いて下さっていた、本音が『ここにある』のです。という言葉は、まさに・・・そのステージに立たれた証だと感じました。本当に良かったなぁと思います。

改めて、嬉しいご感想を送ってくださったK子さん、本当にありがとうございました。

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