【ご感想】日々の不安感が軽減し、楽に動けるようになりました

今日は少し前に継続コースを終えられたクライアントさまのご感想を紹介させて頂きます。ご感想の掲載にあたり、快くご了解を頂きましたMさま、ありがとうございました!

不安が消えなくて動けなかった日々

Mさまは、日常的に理由のわからない不安感に襲われることが多く、その不安感をどうして良いのか分からず、ただ、耐えるしかないと思って過ごされていたそうです。

Natureのカウンセリングを受けて頂く前も、1年近くブログやコラムを読んで頂いていたそうで、受けようかどうしようか・・・迷った末に勇気を出して申し込んで下さったとお話下さいました。

これまでカウンセリングもセラピーも受けたことがなく、全く初めての状態でした。

元々人と接することが苦手なこともあり、受ける前は少し緊張気味で不安な気持ちもありましたが、
オンラインで対面した時には純子さんの持つ柔らかな雰囲気で「あ、大丈夫かも」と安心感を覚えました。

純子さんは終始穏やかに私の経験してきたことや感じてきたこと、今現在感じている辛さや苦しさなどを聞き全て受け入れ「何もおかしなことではなく、そうなるべくしてなっている状態」なのだと答えて下さいました。

それを聞いて安堵感というか、こんなに何の抵抗もなくすうっと受け入れてもらえるんだと、今まで感じたことのない不思議な感覚と共に私が欲していたのはこの感覚なのだなと強く感じました。

無条件に受け入れてもらえるとはこういう事なのか。これまで私はこの感覚を知らずに生きてきたのだなと。

人が怖いという事をずっと自覚はしていましたが、なぜ怖いのか。

また先延ばし癖が酷くて行動に移せない理由も、出来なかった時の怖さが先に立って行動に移せなくなっているのだという気づきがありました。すごく腑に落ちたというか、あ、そうか…と納得感がありました。

セラピー中、何度も純子さんの問い掛けに、思考が停止して頭が真っ白になり言葉が出て来ず、何も答えられない自分に情けないというか申し訳ない気持ちになりましたが、これが私の防御反応であり後遺症なのだと自覚しました

それと改めて気づいたことは、辛かったこと怖かったことを話そうとしてるのに笑顔になろうとしてる自分がいること。そんな自分に違和感を覚えました。

それで思い出したのは、中学、高校生くらいからでしょうか、辛い苦しい時でも常に笑顔でいることを心掛けていたこと。笑顔でいればそれ以上危害を受けずに済む、笑顔に助けられると思っていた事です。

セラピーを終えたすぐ後には、少しスッキリしたような安心したような感覚がありましたが、次の日の朝、家事を終え自室に戻り感想を書くためセラピーの様子を思い出そうとすると、強い不安や罪悪感のようなものに襲われました。

文字を打つ手の感覚に違和感を覚え僅かに震えているようでした。してはいけない事をしてしまったのではないか?本当に良かったのか…?

強い感覚はしばらくして治まりましたが、微かな不安や手の強ばりなどがまだ感じられます。

自分の感情を紐解いていく作業というものが、こんなにも抵抗があり難しいものなんだと改めて感じています。 

素直な感情を受け止め感じることが、こんなにも抵抗があって怖い事なのだと言うこと。

どれだけ自分の感情を麻痺させてきたのか、歪めてきたのか。

辛いことなのかもしれませんが、本来の自分を取り戻すため、この先の人生をより良くするために純子さんのお力をお借りしたいと思いました。自分の人生を生きたいです。

現在は募集を終了しておりますが、はじめてモニターセッションを受けて頂いた際に頂いたのがこちらのご感想でした。(※ モニター様にはお申込みの前に、ご感想の掲載を予めご了承頂いております)

はじめてのカウンセリングでご自身が感じないようにしてきた不安や感情に触れていくことへの戸惑いと、抵抗を素直に感じられているご感想でした。

その後、4回の継続のコースにお申込みいただきサポートを開始させて頂きました。

不安障害は性格の問題ではなく脳(心)の問題

Natureの継続コースでは特典として、コース期間中にメールでのご相談を無制限でお受けしています。カウンセリングの中で気付いたこと、カウンセリングの後から気付いたこと、色々な心の動きがカウンセリングの前後には起こるものだからです。

私も昔、全般性不安障害と鬱を患った時期(5年ほど)がありますので、不安が強い時の苦しさは感覚的に分かる部分があります。理由はないのに不安になる、これから先を想像し過ぎて動けなくなる、身体の周りを不安と怖さで取り囲まれているような状態になり身動きが取れなくなってしまう、それが不安障害を持っている方の特徴のひとつです。

これは決して気にし過ぎとか、考えすぎという本人の気質や性格の問題ではなく、脳の反応で起きているということをまず知って頂く事が重要です。

それは不安障害で苦しまれている方はもちろんですが、周りに不安障害で苦しんでいる方を見ている方にも、同様に覚えていて欲しいことだと思っています。

不安障害は性格の問題ではない、それは自分を理解するためにも、相手を理解するためにもどちらにも大事な視点だということをまず、覚えていて欲しいなと思います。

不安障害の人の不安が消えない理由

不安障害(全般性不安障害)の方は、日々の中で不安からくる生き辛さを感じやすくなります。それは、不安にならなくて良い事まで不安になるために、色々な場面で行動に制限がかかりやすくなってしまうからです。

Mさまがご感想にも書いて下さっているように、行動を先送りにしてしまう・・・なども一つの特徴と言えるでしょう。

ではなぜ、不安障害の人たちは心の中の不安が消えないのでしょうか。

それは人にとって不安はある程度の範囲内では必要な感覚であるということと深い関係があります。

高い高層ビルの上に柵がなければ『落ちたらどうしよう、怖いな』と思うのは命を守る為、安全を守るための本能ですし、大事なプレゼンの前に『準備はちゃんと出来ているかな、無事に発表出来るかな』と考えるのも、仕事をきちんとしたいと思えばこそ、職場での立場を安全に保ちたいと思うがゆえの気持ちなので自然な不安です。

つまり、不安とは自分にとって命や仕事など(もちろん他にも色々ありますよ)、大事なものを守りたいという思いから生まれるものなので、生きていくうえで消すことは出来ないものなのです。

うまく付き合っていくことが大事な感覚だ、ということなのです。

不安を消そうとするのではなく、不安と仲良く出来るようになる

不安障害などでご自身の不安をとても怖れている、不安に飲み込まれそうになっている方にとっては、この捉えどころのない大きな不安は『悪』そのもののように見えています。

でも、あなたにとってその不安は『大事なものを守るために働いている機能』。不安は決して悪などではないのです。
まず、あなたにはそのことを知って欲しいと思っています。

そのうえで、どうしたらその不安とうまく付き合えるようになるか、不安に取り込まれることなく、不安に押しつぶされることなく日々を生きていけるようになるか・・・

不安と仲直りしながら生きていける方法を見つけていくのがカウンセリングやセラピーです。

数回のカウンセリングやセラピーで、長年付き合ってきた大きな不安を消し去ることは難しいでしょう。メンタルの調子が悪い時、嫌な出来事があった時、体調不良の時などには、アキレス腱の古傷が傷むように心のくせとして不安が大きくふくれあがる時もあるかもしれません。

それでも、不安との仲直りの仕方をしり、うまく付き合う方法を見つけた後は、不調に長く押しつぶされ続けることは減っていきます。不安や心配の中にずっと、居続けることが減れば、日々の中の苦しい時間が減って自然に楽に過ごせる時間が増えていきます。

そうやって長期的にご自身の不安と仲直りしていく道を探していくこと、これが不安障害の方にとっては一番大事なポイントになるのです。

不安を軽くして、心の安心と共に生きられる人生へ

最後に、継続コースを終えられたあとのMさまからのご感想を紹介させていただきます。

強い不安感に襲われると、ただただ耐えて過ぎ去るのを待つのが常でした。 不安感と共に倦怠感にも襲われジッと過ぎ去るのを待つ…。 怯えた猫が家具の隙間やベッドの下に入り込んで落ち着くまで出て来ないのに似てるな…と思っていました。

得体のしれない不安、恐怖…、セラピーを受ける毎にその得体の知れないものの輪郭が見え正体が明らかになっ行くようなそんな感覚だったなと思います。

今、まだ不安感が出てくることはありますが、倦怠感で動けなくなることはなくなりました
そう、思い返してみたら…あれ?しばらく倦怠感は感じてないな…と

コースを受ける前と比べると、湧き上がってきた感情の捉え方、向き合い方が変わってきたように思います。 少しずつですが、自分の意識が「あれ?以前とは違うな…」と感じることが出てきました。

そして、1つずつ確かめるように、自分の認識を変えてゆく。 そうやって自分の間違った認識を改めて行きたいと思います。 まだまだ不安になる事も多いですが、少しずつ手放して、本来の自分を取り戻していけたらいいなと思っています。

Mさまのご感想のとおり、変化はこんな風におだやかにすすんでいきます。

気付いたら『あれ・・・?楽になってる』と、外の世界ではなく内側の自分の世界の変化を感じる、このおだやかで優しい変化の積み重ねが、辛さで固まっていた生きづらい日常を変えていくことになります。
少しずつ少しずつ、安心を心の中に積み重ねていくことがとても大事なんですね。

わたしも15年前の不安障害を抱えていた頃の自分を思い出せないぐらい、今は自分の内側の感覚はとても変化しています。だから、この記事を読んでくださっているあなたが、もし、ご自身の不安感に悩んでいらっしゃるとしたら、『この程度のことで・・・』と我慢して流してしまわずに、不安を安心に変えて人生を楽に生きられる道を選んで欲しいなと思います。

我慢だけじゃない他の方法がちゃんと世の中にはある、ということを知ってくださいね^^

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自分のことも周りの人のことも理解できるようになりたい、カウンセラーをされたい方、人と関わるお仕事をされている方、お子さんと関わるお仕事をされている方にもお勧めの内容となっています。

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