今日のコラムでは珍しく少しスピリチュアルよりのお話をしたいと思います。
Natureでは5月より現代霊気の伝授を再開いたしました。これは、幸せに生きるための心理学講座basicを卒業された方に向けて、霊気を持ってると役に立つことが多いので特別に・・・ということで再開したのですが、考えを変えまして。別に特別ではなくても、心理学を教える立場でも、霊気を伝授して良いじゃないかと思いなおし公開メニューに切り替えました。
現代霊気はご存じの方も多いとは思いますが、臼井みかお先生が創始者である伝統あるヒーリング技術です。もともとは厳しい修行を受けた人だけがマスターとなることが出来たものでしたが、今では難しい修行などは一切不要のアチューンメントを受けたら誰でもヒーリングが可能になるというシンプルな技法となったものです。
人間とはとても弱い生き物ですので、特別な人というくくりを付けてしまうと特別な自分を認められたいという虚栄心を育ててしまうことになりやすく、そうした意味でも現代霊気では特別ではないということを大事にしているのだと私は理解しています。
さて。前置きが長くなりましたが、そんな現代霊気ではレイキを信じていなくてもヒーリングが出来ると言われています。レイキを感じたり見たり出来なくても霊気は扱えるし、自分も人も癒せるということです。
なぜ、その言葉が大事なのか・・・と言うことについてお話してみたいと思います。
信じるとは疑いとのせめぎあい
信じたい、信じている、と言う言葉は非常に繊細な言葉です。
信じたい、信じているという時、その言葉を使いたい時の多くは、逆に疑いを持っている時だからとも思うからです。たとえば
これは極端な例ですが、信じたいのに信じられないという話のわかりやすい例として挙げてみました。
人が何かを信じたいと強く思う時ほど、信じることから離れてしまうものなのです。それは、信じるための材料を集めなければならず、かりに材料を集められたとしても信じるというのは感覚のものなので、山ほどの材料があったとしても、【これだけの証拠があるのだから信じよう】となるだけなので、それは信じていることにはならないからです。
目に見えないものを信じるとは
目に見えないものを信じるのはとても難しいものです。
愛も見えませんし、霊気も同じように見えるものではありません。だけど、愛も霊気もたしかにこの世には存在している。それもまた間違いない事です。
私たちは何かを信じようとする時、その証拠を集めて自分を安心させたいと願いがちですが、本当に心から信じたいと願うのであれば、安心できる材料をそろえようとすることを手放すことが大事です。
霊気に関しては宇宙には霊気のエネルギーが存在している。だからこそ、宇宙の万物はここに存在していて、私と言う人間も存在できている。宇宙の愛のエネルギーがなければ生き物は存在できないという大前提を考えれば、私が今生きているということは、何かしらの自分を守ってくれているナニカがあるということだとなるわけです。
私は超現実主義なので霊気があると証明するつもりもないですし、伝授をしているくせに言うのもなんですが、霊気そのものをすごいものだと思って伝授している訳ではありません。
ただ。なにかわからないけど自分を守ってくれている存在はいる、と言うことは肌感で信じています。
それが霊気なのかもしれないですし、宇宙のエネルギーと言われるものなのかもしれませんが、自分が不安になった時や寂しいなと感じたときに、その見えない何かとの繋がりを取り戻すと安心することが出来る感覚は知っています。
これは、心理学でいうところのマインドフルネス瞑想的なものかもしれませんが。
とりあえず在る事にしてみる
だから、少し乱暴な話かもしれませんが。
信じたいけど信じられない、愛も誠意も人も信じたいけど信じられない、見えないものは信じられないという人にお勧めしたいのは
とりあえずあることにしてみるということです。
あるかないかは分からないし、あることを証明したくもなるし、ないことを証明したくもなるかもしれませんが、あることを証明しようとすることも、ないことを証明しようとすることも、どちらも心を苦しくさせる考え方です。
あるかないかはわからない。
わからないならあることにしてみる。
脳は自分が決めたことに従うシステムを持っています。決めたことを実現していきますし、こういうものだと思ったものを目の前に見せてくれるシステムになっています。
いわゆる人は見たいものを見て生きるというアレです。スピリチュアルの考え方と心理学の考え方は、実は突き詰めていけば根底では非常によく似ています。だから、私は霊気の伝授もしているのです。
現代霊気の伝授で得られるもの
私は10年以上前に霊気の伝授を受けて、マスターになって長いのですが、所属していた団体を離れて、自分で心理学のセミナーを開催するようになって、人が幸せに生きる道とはなんだろう・・・?と考えながら教えている間に、心理学の知識を自分や人を幸せにするための知識として学び伝えたいという思いと、現代霊気の魂の成長の道の考え方はとてもリンクしていることに気付きました。
幼少期に親との間で傷つき、「私はなんのために生まれてきたのだろう・・・」と、自分の存在を疑った事があるという方はいるかもしれませんが、それでも今あなたがこの瞬間に生きているということは、親からは与えてもらえなかった生きていく為の心の栄養を親以外の誰かからや、環境から受け取った事があるはずだと思います。
だから、もし今の貴方が幸せではないとしても、幸せを感じられる心の状態ではなかったとしても、あなたが今この瞬間に息をしてここで生きているという事実こそ、あなたの存在を望んでいる何かしらの何かがあるということ。
それは、目では見えないし手でも触れないし、なんだかよくわからないし、信じられるような信じられないようなよくわからないものかもしれませんけども。きっと何かに守られているんだなと、信じようとしなくて良いのでとりあえずあることにしてみる、騙されたと思って試してみてください。
さて。今日は今から霊気のセカンドの伝授です。信じられなくても良い、信じていなくても使えるというお話を沢山してこようと思います。
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