心の問題や悩みを解決する為の最初の一歩

こんにちは。大阪の心理カウンセラー喜多村純子です。

いきなりですが(笑)私は最近ジグソーパズルにハマっています。100均で見つけては買い占め、ちまちま作ってきたのですが、ついに大好きな藤城清治さんの影絵のパズルを買ってしまいました。しかも2つも!

まあまあの散財ですがこれは私の1年のご褒美。年末に味わって作ろうと思って今から楽しみにしています。

しかしですね。久しぶりにジグソーパズルを始めてみたら、これが精神的にもとても良い効果をもたらしてくれていて、パズルをする時間のおかげで心が落ち着くようになりました。

パズルに集中している時は、今ココに集中できるので余計なことを考えなくて良いという利点と、そしてパチンパチンとパズルが組み合う瞬間に達成感も得られるので、地味ですが非常に健全なストレス解消だなと思いました。
何と言っても100円(セリアでね)で買えますので、ストレス解消にぜひ試してみて下さい。

さて。今日の記事は心の問題や悩みを解決する為の大事なお話をしていこうと思います。最後に大事なお知らせもありますので良かったら最後まで読んで下さいね。

自分の問題ってちゃんと言葉に出来ますか?

セラピーやカウンセリングは、悩みを抱えた方が来られてそのご相談をうけるものなのですが、実はこの悩みや問題をうまく説明できない人や、言語化が苦手な人は意外と多いのです。

かくいう私も実は自分がカウンセリングなどを受ける時には自分のことを話すのは非常に下手なのです。どこから話したら良いんだろうと焦ったり、セラピーを申し込んで日が経つと感覚が薄れて何に悩んでいたのか忘れてしまったり・・・。あの時は確かに悩んでいたはずなのに、いざその日になると何も話せなくなるなんてことはよくありました。

でもこれは、忘れっぽいとか本当は悩んでいないからだとか言う事ではなく、心理的にちゃんと原因があると私は思っています。

その原因のひとつが幼少期の親との間のコミュニケーション不足です。コミュニケーション能力は話を出来れば良いというものではありません。相手の言った言葉を受け取り、きちんと理解し、そして自分の言葉を返す。これが出来るのがコミュニケーション力です。

でも、幼少期に親との間のコミュニケーションが不足していた人たちは、この大切なコミュニケーション能力を育めていないことが多いのです。

例えば、いつも母親からの一方的な愚痴や噂話などを聞いていたり、父親に何か自分の意見を言おうものなら生意気だと反論されてねじ伏せられたり・・・

こうした関係の中で育った人たちは、コミュニケーションとは自分の言葉は話さず、相手の言う事を聞く事だと思ってしまっています。相手の言う事を聞き、相手の望むことを答える。それをコミュニケーションだと思っているので、自分のことを話せなくなり、喋れなくなってしまったのです。

実際、身体的な症状が現れる人も多く、例えば何かを喋ろうとすると喉がつまったり苦しくなったり頭が真っ白になったりするという人もいますが、これらの症状こそ自分の事を話すことに対する恐怖が体の中に残っているという証拠なのです。

自分の気持ちほどわからなくなるのはなぜ?

自分の気持ちほどわからないと言う言葉は小説やドラマでもよく聞かれるものですが、実際、私達は自分の心ほどよく分からないと感じやすいものです。

目は外に向いて付いていますし、身体的にも普段の生活で目に映るものは、自分の姿よりも外の世界のもの、他人や周りになりがちです。それは身の回りの危険を回避するという人間の本能としては当たり前のことなので、ある程度は普通の事なのですが、あまりにも自分の事となるとわからなくなる・・・・という場合は話が別になります。

それは心のバランスが崩れている状態だからです。

バランスのいい状態とは周りのことも見れるし、自分のことも見れる。両方を平等に見れる状態です。自分の事だけになると周りに迷惑をかけますし、相手の事だけを見ていると自分の事はおざなりになります。

どちらも健全に両立させられている状態が心が健全に機能している状態なのです。

そしてこの心のバランスを崩してしまった状態で生きている人達が感じやすいことが、自分の気持ちがわからない、自分のことを話せない、などの症状なのです。

先ほども書きましたが、幼少期に親との間のコミュニケーションが不足していた人たちは、コミュニケーション能力を育めていないことが多いと書きましたが、コミュニケーション能力の未発達さは生きていくうえで様々な生き辛さや悩みに繋がりやすい重大な問題となりやすいため、本当は軽く扱ってはいけない悩みなのです。

人は人と分かり合う為には言葉を使わなければいけません。

だからこそ、人と分かり合う為の大事な手段である言葉をうまく使えない、思いを伝えられないということは、人間関係を苦しいものにさせる原因と直結しやすいのです。

ですが。言語能力は自分だけの中では育てられない能力です。

人と会話し、自分の気持ちを相手に伝え、そして相手の言葉を受け取る。生身の人間との会話を通して人は言語能力を育てていきます。人は人との会話を通して言語能力を育てて、同時に自分が話す言葉によって自分の気持ちもわかるようになっていくものなのです。

人は心も言語能力も人との関りの中でしか育てられないものなのです。

ですが逆に言えば。

大人になってからでも、人との関りを通して人はちゃんと自分の心も、言語能力も育てていけるということ。

どんなに話すことが苦手な人でも、人と会話する、関わるという訓練の中でコミュニケーション能力は必ず伸ばしていくことが出来るということなのです。それは・・・私が体感済ですので保証できます(笑)

今でこそセミナーなどを開催して喋りまくる私ですが、心理セラピーでトラウマを緩めるまでは全然人と話せなかったのですから(笑)嘘だーと言う声は受け付けません(笑)

だから私は、もしあなたが今、自分の気持ちがわからないとか、自分のことをうまく話せないと感じていても何も諦める必要はないですよと言うことをお伝えしたいのです。

    自分の気持ちを理解していくために必要なこと

    では、改めてもう一度、本題に戻り。

    自分の気持ちを理解していくためにはどうしたら良いのでしょうか。先ほども書きましたが、まずは自分の気持ちを表現する練習は必要です。人との会話を通して学んで気付いていく、そのためには自分の言葉を話せるようにならなければいけません。

    でも・・・そもそも。自分が話したいことがわからないと言う人もいますよね。

    そもそも、自分がわからない、自分の気持ちも意見も意思もわからない、そう感じている人も沢山います。私も過去はそういう人間でしたのでその状態の人の気持ちは今でもとてもよく分かります。

    そういう人達にまず必要な事は、とにかく自分を知ることです。話す前の段階で、まず自分を知る段階から始めることが大事なのです。

    自分とはどういう人間なのか?
    何が好きで、何が嫌いなのか?
    何がしたくて、何をしたくないのか?

    ジグソーパズルのピースをひとつひとつ組み合わせて絵に完成させていくように、バラバラになっている自分自身のピースを組みなおしていく時間を丁寧にもつことが必要なのです。

    バラバラになっている絵が自分の手で出来上がり、自分の人生と言う絵を完成してくると、自分の全体がだんだん見えてくるようになっていきます。自分と言う人間の全体像をとらえられるようになっていくのです。

    これが私が一番大事にしている自己理解です。自分の心の謎解きですね^^

    ここをきちんと丁寧にしていくと自然に

    自分は何をしたいのか?
    今日は何を食べたいのか?
    友達とどこに一緒に行きたいのか?
    遊びに行くならどこに行きたいのか?

    人との間で自分の意思を出したり、意見を伝えられたり、自然なコミュニケーションを出来るようになっていき、人間関係の苦しさは格段に減っていくようになります。

    自分を表現するトラウマを癒す

    でも当然ですが、自分のバラバラになっているパズルを組みなおす時間は、楽しいだけのものではありません。時には、見たくないものを見ること、感じたくない気持ちを感じる時間はさけられないものです。自分の長い人生には光もあれば闇もあり、楽しさだけではなく苦しさも同時に存在するからです。

    だから・・・

    背景にある崩れた塔はお父さんに怒られた時に出来たものだなとか
    壊れたハートはお母さんに拒絶された時に出来たものだなとか
    自分の胸に刺さっている矢は学生時代に苛められた時に出来た傷なんだなとか

    自分の人生をふりかえりながら、自己理解を深めながら進める過程では、バラバラにしていたら忘れていられた痛みや悲しみを思い出し苦しくなる時もあり、途中でパズルから逃げたくなる時もあるのです。

    知らなければ、気付かなければバラバラのままにしておけば平和でいられたのに、そう思う時もあるかもしれません。ですが、その痛い事実を見つめて、痛い事実から逃げずに自分の人生と言うパズルを完成させていけば、必ずあなたは、何も分からなかった時よりも数段生きやすさを感じられるようになっていくはずです。

    それは、自分を理解するということほど、心に深い安心感をもたらすものは他にないからです。

    私は私を理解している。自分の心の闇もゆがみも、良いところも素敵なところも、全部私だけはちゃんと知っている。そしてそれらの自分を全部認めて受け入れているという状態から生まれるものこそ、真の安心感だと私は思っています。

    自分に対しても周りに対しても優しい心で生きるために

    よだんながら。

    私たちはつい周りの人に意識を向けがちです。あの人がこうしている、あの人があんなことを言っている、など周りの人や周りの出来事に意識が向きがちなものです。周りが変われば楽になるのに、相手が変われば状況が変わるのにと思ってしまうのは人間ならだれでもある事なので仕方がありません。

    だからこそ、心理学を学ぶことに意味があるのです。

    他人や周りの理解や批判に意識を向ける前に、まずは自分の心を知ろう、自分の内側を知っていこうと意識を自分に向けさせてあげる癖をつけられるのが心理学の知識です。自分の癖を変えられるのが心理学なのです。

    外側の世界や他人の分析や理解には必ず限界があります。人の心は誰にも見えません。相手の気持ちがわかるなんて言葉は傲慢そのものの危険な考え方ですらあります。相手の気持ちはわからないということを前提にするからこそ、相手の気持ちに対して丁寧に接することが出来る、私は個人的にはそう考えているほどです。

    ですが。自分自身の心に関しては限界はありません。

    自分の心や気持ちに関しては時間をかければかけるほど、丁寧に向き合っていけばいくほど、どんどん理解は深まり自分の人生の苦しみの謎は解いていけます。ある意味一番結果が出るのが自分を理解する作業なのです。

    一番手っ取り早くて時間のロスが少ないのが自分を知る作業だといえるのです(笑)

    私は『まあ、私ってこんなものよなぁ』とよく言うのですが、この言葉は魔法の言葉だと思っています(笑)

    それは、ダメな人間だよなあという自己否定ではなく、人間はこのぐらいのものよなと言う緩さとでも言いましょうか。高くを望み過ぎるのでもなく、ダメさを嘆き過ぎるのでもなく、こんなものよなぁという状態で生きられることが等身大の自分で生きているという事だと思いますし、それが一番楽なんじゃないかなと思うのです。

    その気持ちを手に入れるためには、バラバラになってしまっているあなたの人生のパズルをもう一度組みなおすこと。そして、もう一度自分の手で自分と言う人間が形作られている全てをあなた自身が知ること。

    それを手伝ってくれるのが心理学の知識です。

    私は12年間で色々な心理学の勉強をしてきましたが、そのおかげで本当に自分の人生が生きやすくなりました。自分で自分を理解してあげることがどれほど人生を楽に変えていくか、身をもって知りました。

    だから悩んでいる人こそ心理学の知識を得て、自分の人生を幸せに変える為に使って欲しいなと思っています。

    2025年2月開講の新講座では、12年間のセラピストとしての現場での沢山の臨床経験を活かしながら、現実的に日々に生かし使えるような心理学を楽しみながら学んで頂ける内容を自信をもってお届けいたします。

    ぜひあなたが自分の人生を幸せに変えていけるように。
    心理学の知識を使って自分を癒し幸せに変える人生の一歩を踏み出せるように。
    その機会をNatureでお手伝いさせて頂けたら本当に嬉しいです。

    ぜひ一緒にいっぱい幸せになりましょうヽ(^o^)丿

    詳しくはこちらのページからご覧くださいね。

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